概要 About

概要

東京大学と清水建設の社会連携講座「物質サーキュレーション建設学講座」では、物質循環シミュレーションにより建設行為が地球資源に及ぼす影響を定量化し、物質循環に適した材料・工法を活用することで循環経済に最大限貢献する循環型建設物の構築に向けた研究に取り組んでいます。

取り組み内容

本講座は以下の2つのワーキンググループによって構成されます。

WG1:建設資材の循環性評価

  • 建造物の構築に用いる無機建設材料の主要構成元素であるCa、Si、Al、Feなどの循環を追跡・予測するシミュレーションモデルの開発
  • 元素・物質の持続的な循環性を評価する指標の提案

シミュレーションモデルを活用し、環境的にも経済的にも無理なく元素・物質を流通・循環させる元素・物質循環型建造物の実現を目指します。

WG2:循環性の高い建設材料・部材とその接合方法の開発

  • 元素・物質循環性が高くリサイクル・リユースが可能な新たな建設材料・部材とその接合方法の開発
  • 建設材料・部材の用途に応じて複数の機能を実現でき、かつ性質・形態を容易に変化させることができる素材(万能素材)の研究開発及びそれらを用いた建設材料・部材の実用的な製造方法の提案